会長挨拶

(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー(以下JASA-AT)は(公財)日本体育協会公認スポーツ指導者の一資格であり、1994年に養成事業が開始されました。

 
JASA-ATは、
①スポーツ外傷・障害の予防
②スポーツ現場における救急処置
③アスレティックリハビリテーション
④コンディショニング
⑤検査・測定と評価
⑥健康管理と組織運営
⑦教育的指導
の7項目について高度な知識、技能を備え、スポーツドクター及びコーチとの緊密な協力のもとに競技者を支える役割があります。

現在全国に2,623名(平成27年10月現在)在籍しており、各種スポーツ現場やトレーニング施設、医療機関などで活躍しています。
国内におけるJASA-ATの位置付けの一例として、平成27年3月に要項が改定され第70回国民体育大会より新たにアスレティックトレーナーが本部役員として帯同できることとなり、さらにこのアスレティックトレーナーはJASA-ATの資格を有していることが条件となりました。
このように改定されたことはチームにおけるアスレティックトレーナーの存在価値や、JASA-ATの質の高さが認められたことによる賜であると考えています。

島根県の課題としてJASA-ATの在籍者が5名(平成27年10月現在)と全国で最も少なく、有資格者を増加させることが本県では急務となっています。またスポーツ医科学事業にアスレティックトレーナーとして参画する職種にも偏りがあり、現場の需要に対して十分応えることができていない現状があります。

こうした背景などを踏まえ、県内JASA-AT有資格者を中心に平成27年11月1日に島根県アスレティックトレーナー協議会を設立しました。
本会は(公財)島根県体育協会の協力団体としてスポーツドクターや県体協関係者などと密に連携をとり、「チームしまね」として協同して医科学サポートを行い、島根県の競技力向上、スポーツ医科学の発展を目的としています。
そのため、勉強会、講習会を開催しアスレティックトレーナーの質の向上を図るとともに、他職種、他団体と相互に連携を取り合い、メディカルサポート事業などを実施しています。また、県内のJASA-AT有資格者数増加のため(公財)島根県体育協会にJASA-AT養成講習会受講者の推薦依頼を行っています。

2020年には東京オリンピックも控えており、県内出身者がオリンピックに出場し、活躍できるよう手助けを行うこと、また県内でもいくつかの市町村が事前合宿誘致に向けて立候補を表明しており、我々も協力してメディカルサポートを提供できるよう尽力しているところです。

今後も当協議会はアスレティックトレーナーの資質向上に努めて参ります。皆様の温かいご支援とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

平成28年4月1日
島根県アスレティックトレーナー協議会会長 川本晃平
島根県アスレティックトレーナー協議会会長挨拶